のんびりいきます54

おっさんの独り言です

観光船のこと。

どうもです。

今日の札幌は、風も強めで決して暖かくはなかったのですが、
事務所は暖かったかな。。

さて。
知床半島の観光船の事故について。
社長の記者会見も遺族説明での遺族の発言も「どうすりゃいいのさ。」という感じでしたね。社長の管理責任も当然あるでしょうけど、この手の会見って「何を言ってもダメ」って感じです。管理や運営方針がしっかりしていたとしても「それなら仕方がない」とは絶対にならないからです。

現在の状況から考えると「どうして事故が起こったのか?」をはっきり把握できる人っていないでしょ。

ゆえに遺族の気持ちも解りますが、怒りをぶつけるだけの説明会を行っている様にしか見えません。

そもそも、日本人は「絶対に事故が起きない」とでも思っているのでしょうか?
船は沈みますし、飛行機は落ちますし、列車も脱線事故が発生します。
列車の脱線の原因が地震だったら納得しているように見えますけど、船の事故が気候のせいなら納得いかないようですね。

私はフェリークラスでも船なんて、一番信用していないので、乗りたいとも思わないのですが、あんな小さな船に「100%の安全」を求めていることが不思議でならないです。結局のところ、事故は起こるんです。あとは確率の問題です。
地方の小型客船が事故を起こす確率と、定期航路のフェリーが事故を起こす確率は違いますよね。でも、沈む時は沈むんですよ。船長のレベルだってありますし。

結局のところ、今回に関しては乗る側の判断だってあったはずなんです。
「業者が運航しているから100%安全だ」なんて考えているから、記者会見で責めまくる事しかしないんですよ。

・・・運航会社が悪くないって事ではないですよ。

きっと、天候が気になってKAZUⅠではなくKAZUⅢに乗った人だっていると思うんです。そういう事です。午前中に引き返してこれるコースを選んだか、「ここまで来たんだから」と半島の先まで見れるコースを選んだかって話ですよ。

まぁ、いずれにしても、地元漁師が引き返してきた時にはすでに出航していたと思われるのと、コースから戻ってきている途中(無線の内容が正しければですが。)で沈没していた事を考えると、船長の判断にも問題があったと思いますけど、運もあるんじゃないですかね。

あぁ。あくまでも、会見時の記者の追及と遺族の何が正しい答えか解らない追及の報道を見て思った事です。運行会社を庇う意見ではないですよ。

ただ、確率の違いがあるとはいえ、事故は起きるもので、起こった事故に対して後からアレコレ言っても、もう遅いって事です。

程度の差はありますけど、金を儲けるために手を抜いている事って、すべての業種であるでしょ。食品とかにだって。

 

って事を、会見のニュースを見て思いましたってだけです。

では。