先日の長距離バスの事故。
結構、衝撃的な映像でした。
あの場所のあのタイミングでなければ。と、思うと悲しい事件ですね。
さて、報道では、ここぞとばかりに放送されていますが、
こと、報道に関してだけは、
「問題だと思うなら、事故が起こる前に特集を組め!」
と、思うのです。
事件が起こってから、ここぞとばかりに批判報道を繰り返す現在の報道番組は、
正直、ちょっとだけ嫌気がさします。
とはいえ、普段気にしていないせいか、あらためて知る事実もあります。
国土交通省の取り決めが、運転手一人の一日の上限が670キロだったんですね。
正直、長距離ドライブで一日に700~1200キロを走行してくる私としては、
たまに、個人のドライブとして走行する距離として、700キロ未満は、無理な距離ではないです。
ですが、毎日、仕事として700キロは無理です。
正直、700キロを走行した時は、疲れが2,3日取れません。
今回の事故を起こした運転手は、私と年齢が近いので、毎日は絶対に無理です。
これは、私の実感として思います。
省庁の決め事の一番悪いところは、担当者が実際に経験していない事ではないでしょうか?
仮に、私が基準の距離を決める立場だとして、
何も考えていないと、先ほど書いた通り、
「自分は、ドライブで700キロ以上走っても平気さっ!」
って、事で決めてしまうかも知れません。
でも、毎日仕事として走れるか?と冷静に考えると、まず670キロなんて設定はしません。
国交省の人は、決める前に実際に運転してみれば良かったんですよ。
ほんと、机上の空論が好きな人たちなんだろうなぁって、思いますよ。ほんとに。
ただ、ユーザーも悪いところがあると思うんです。
最近の「なんでも安けりゃよい」という考え。
物事には、正当な対価があるんです。
それを下回ると、企業が赤字になるんですよ。
「これだけの事をするなら、この位が当然だ。」という意識を持った方が良いと思います。
正直、ほとんどすべての事で、安すぎるんですよ。現在の物価は。
ってことで、事故を起こした会社が叩かれていますけど、
安さだけを追い求める国民の意識が起こした事故とも言える気がしますね。
今回の事故は。
(こんな事は、ニュースでは言わないでしょ。きっと。)