のんびりいきます54

おっさんの独り言です

らぴゅた

どうもです。

先程、天空の城ラピュタを視聴しました。
何度目でしょうか(笑)

ただ「面白かった」だけでは、いい歳して何してんだ?とも思うので、
少し、個人的な考察をしたいと思います。
ちなみに、な~んにも調べていません。

物語の本筋は、もう皆さんも知っていますし、色々な人が感想を書いていると思いますので、私は「あの後」を考えてみる事にします。

主人公の二人は、本編でも語られていた通り、シータの住んでいた場所に行き、幸せに暮らしたのでしょう。パズーは手に職を持った感じなので、あの世界観からすると仕事に困る事もないでしょうし。

考えてみるのは「あの後のラピュタ」です。
なんとなく成層圏まで上昇した感じですが、エンディングの映像からすると、地上からも目視できる程度の高度を維持していると思われます。

その時点でまず気になるのは、ラピュタにいた動植物たちです。
衛兵のロボットの肩に載っていた鳥類たちでも、あの高度で生きていけるのでしょうか?かなり空気が薄いのと気温がかなり低いと思うので、生き残れるのは小数種かも知れませんね。

次に、目視できる状態のラピュタを人類が放置するでしょうか?
しないでしょうね。ただ、最新鋭機と思われるゴリアテは撃墜されていますので、すぐには手を出せませんが、数年後にはラピュタに行けると思います。
ラピュタの化学技術はバルスにより残ってはいないでしょうが、そもそも残っている建物も、あの世界観から考えても超文明ですし、国により調査が行われて、あのまま平和な街が残ったとも思えません。いずれ飛行石も回収されていたのではないでしょうか?

ちなみに「ロボットが残っている事で警戒されて調査されずに放置される」可能性は低いです。なぜなら、パズーとシータ、それとドーラ一家しか生き残りがいないので、あの前半の山場に破壊された軍基地にいた人以外は、ロボットの恐怖を感じないからです。ラピュタにロボットが残っている事も知らないでしょうし。

次に、そのラピュタに残っている残存兵器ですが、
衛兵ロボット一体は本編に描かれているので、まず一体は存在します。
あとのロボットですが、正直、何体かは木の根に引っかかっていると思います。
ただ、バルスで制御装置と思われる飛行石は喪失していますので、動く事はないでしょうが、あのロボット一体でも軍事基地が壊滅状態ですから、飛行艇での接近は困難かと思います。作中、ゴリアテの砲撃で倒されてはいますが、仮にシータが「こんな奴らすべて破壊して!」と命令していたら、あの辺一帯は溶鉱炉のようになっていたでしょう。それと、バルス後に崩壊したラピュタ下部の科学文明本体と一緒に海に落ちた戦力ですかね。作中、なぜか落石程度で破壊されていますが、バルスにより強度が落ちたと考えるべきか、単純に当たりどころが悪かったのか、悩むところですね。
それにしても、無傷で海に落ちた機体が大量に存在しているはずです。
先に、制御装置の飛行石が喪失しているので動く事はないと書きましたが、残った一体と情報連携していないとは思えないので、本当に危機と判断した時、他のロボットが起動する可能性はあります。

そうなると、人類が調査団を派遣しても、ラピュタには近づけない可能性が高いですね。あのまま永遠にぷらぷらと空中を浮遊し続けるのでしょうか。

次に、科学文明の解明です。
ラピュタの心臓部は海に落下しました。機能は停止していますが、あのブロック状の部品の強度を考えると、普通に海底に沈んでいるはずです。
あの世界観では、本編終了後に海底に沈んだ部品を調査する事は不可能でしょうが、いずれ引き上げる事も可能になるでしょう。
正直、ラピュタが崩壊した地点は、陸からそんなに離れた位置とは思えません。
それは、ドーラ一家が使用していた航空機(フラップターって言うらしい)が定員オーバーの状態で陸まで帰れているからです。
あの状態では燃費も相当悪かったはずですので、飛行可能距離は短いはずです。
あと、夕方には陸地の上空に到達してパズー達と別れていますので、飛行時間自体も短かったはずです。そうなると、そんなに水深の深い海には沈んでいませんので、そう遠くない未来には、人類は調査を始めて解明してしまうかも知れません。

まとめ。
ラピュタ本体は、ロボットが一体でも稼働している限り、おそらく人類には手が出せませんので、あのまま空を漂っている可能性が高いですね。
ただ、生物の生存は難しいと思います。気温が低くて空気も薄いので。
科学文明の解析も、相当未来になるまで無理です。引き上げる事もそうですが、引き上げても解明するまでの期間が想像できません。
そうなると、映画を見終えた時点での「平和的な解決」という感想のままで良いという事ですね。

うん。面白い良い映画だったな。

では。